ここではウィンターホワイトの主なる3種類のカラー(ノーマル、サファイア、プディング)について説明します。
ノーマルはアグーチとも言い、野生色です。
サファイアはノーマルやプディングを淡く(ダイリュート)する働きを持つ突然変異色です。
プディング(アグーチイエロー)はコートカラーに黒やグレーを表現する色素を減らし黄色を表現する色素を増やす働きがあります。その結果として黄色っぽい毛色になります。
ウィンターホワイトの俗称が示す通り、ウィンターホワイトは日照時間の短くなる冬に白くなるという特徴があります。
(≫関連;ジャンガリアンとキャンベルは「同じハムスター」なのか?)
それゆえにウィンターホワイトは光周期のモデル動物として実験室で使用されています。冬毛に変化するには日照時間がキーとなることがいくつかの実験において確かめられていますが、これは一般的な飼い主である私たちも知っておいて、冬にウィンターホワイトを購入する場合には気をつける必要があります。
笑い話ではなく、春になったら冬に購入したパールが、あるいはサファイアがノーマルになってしまった・・・という話も実際に起こりえるのですから。
野生色(アグーチ・ノーマル) ++
基本的なウィンターホワイトの毛色です。
突然変異遺伝子を持っていない場合、もしくは劣性の突然遺伝子を隠し持っている(ヘテロ接合)だけの場合はすべてこの野生色となります。
背中の鰻線(ストライプ)は黒色ではっきりしています。
目の色は黒色です。
アグーチ遺伝子が背中では断続的にしか発現しないので色が黒っぽくなることに対して、お腹側には連続的に発現するので亜メラニン(フェオメラニン)が多くなり色が薄くなります。
サファイア d/d(dilution)
劣性の突然変異遺伝子dがホモ接合d/dとなった場合の毛色。(ヘテロ接合D/dの場合の毛色は野生色)
体毛の総ての色素成分を希釈され、野生色と比べて淡い毛色となります。
背中の鰻線(ストライプ)も野生色と比べて薄目です。目の色は黒色です。
野生色がこの変異を起こした場合、野生色では被毛に万遍なく点在するメラニン色素顆粒が凝集されるので、色素顆粒間の隙間が大きくなることから体色が希釈
されて薄く見えることになります。
(注※WWのサファイアとキャンベルハムスターのオパールは共にd遺伝座によるものであるとされています。)
≫関連;D遺伝子座
プディング(アグーチイエロー) 遺伝子記号Ay/-
優性の突然変異遺伝子。
マウスの場合アグーチイエロー、優性イエローあるいは劣性致死のイエローとも呼ばれる突然変異遺伝に当たり、肥満遺伝子としても知られています。
どうやらハムスターの場合も肥りやすい、流行の言葉で書けばメタボリックになりやすいので、飼育者は給餌に気をつけられた方がよいでしょう。
クリーミィサファイア(ホワイトゴールト等様々なインボイスで出回っていたようです。)
プディングとはまた別の黄色系の毛色。
小動物輸入商社の担当者によると大量にオランダから輸入して全国に出荷したが、出荷先のペットショップより斜頸が多く発生したとのクレームが多く、取り扱いはやめたということでした。
ブラック
前述の輸入商社に行った際、たまたま訪れていたオランダ人ブリーダーより彼の会社の巨大な繁殖場にてジャンガリアンのブラックが生まれて来たと教えてもらいました。
キャンベルのブラックと異なり、白い差し毛などはなく漆黒で美しいとの事。
順調に増えたら日本に輸出してくれるものと楽しみにしているのですが、「黒いドワーフハムスター=キャンベルハムスター」という単純な図式でキャンベルと交配されてしまう恐れがあるかもしれません。
(情報をもらったのが数年前なので既に交配されている可能性もなきにしもあらず… こういう悲劇を避ける方法をただひとつ、現在ネットや書籍で手に入る情報は古いものかもしれないという認識を持って、
自分の目で見て感じたことを検証していくことです。HBGでも手に入った情報をひとつも漏らさず逐一ネットで公開しているわけではないことをご留意ください。世の中には出したくても時期がこなければ出せない
情報、表に出てこない情報というものもあるのです。)
はじめに
各ハムスターについて
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