何らかの異常を見つけたら、即病院へ連れていかなければなりません。
しかしながら病院が近くにない等の地域的な問題や、すでに受付時間外であったり、朝まで移動手段がないという場合も少なくないでしょう。
ですが、素人が安易に病状を判断することは危険です。素人判断の投薬もしかり。
飼育歴が長ければ長いほど、多少のトラブルには動じなくなっていきます。しかし異常を自分の力でなんとかしようとするのはかえって逆効果になるおそれがあり危険です。
獣医がブリーダーになることはあっても、ブリーダーは獣医ではありません。
飼育については一端であっても、医療については専門的に勉強をしてきた獣医師にお任せするのが得策です。
飼育者の中には動物病院に行かず自分で看病する事を信条にしている方もいらっしゃるし、飼育者が自分でハムスターの疾病や外傷などについてケアする方法が紹介されているwebページもあります。それらはとても熱心で心強い情報になり得ますが、その情報から病状をより正しく判断することは不可能です。また素人同士の意見交換についても同じです。
場合によっては違法行為になります。
初期症状を同じくしても、すべてのハムスターが同じ病状であって同じ方法で完治するとは限りません。
異常を見つけたら、何はともあれ獣医師に診断を仰ぐ事を強くお薦めします。
ここでは病院へつれていくまでの対処方法を載せていますが、必ずしもこの通りにやれば大丈夫というわけではありません。
異常が出ても、当サイトは一切責任は負えません。
この病気の原因は、食中りのほかに腸内菌、細菌などが挙げられますので、そのすべてについて何らかの事後対策を行なう必要があります。
更に人体への影響についても考えなければなりません。
まず、ウェットテイルになっている個体が、多頭繁殖している中にいた場合にせよ単頭飼いであるにせよ、新しくて清潔で少し狭い移動用のケースに移します。
その際、濡れているお尻を濡れタオルなどで清潔にします。また移動先のケース内には保温性をよくするために綿のTシャツ等の、水分を良く吸い、暖かく、繊維のほつれにくいものを利用します。
つぎに水分を補給させなければいけません。
水よりはポカリスウェットのような吸収のよいものを。カロリーメイトドリンク(プレーン)などもよいです。店舗にはハムスター用の栄養剤は見つからなくとも小鳥用の物が置いてあるので、それを利用する方法もあります。
強制給仕は針のない注射器やスポイトなどを利用しましょう。常温のものを少量ずつゆっくりと与え、その後はしっかりと保温し、できるだけ触らないように。
また基本的なことですが作業を終えたら手を洗うこと。
飼っているハムスターが他にもいる場合は、以下のことをすべてのケージまたは水槽に行ないます。
すべての水槽・ケージ・おもちゃ類・給水器・えさ皿を、中性洗剤でよく洗い、熱湯をかけて消毒します。煮沸できるものは煮沸消毒してください。
念の為にこれまで使っていた巣材は使っていない分も捨ててしまいましょう。牧草の中などにカビや虫が発生しているかもしれません。
エサ皿に残しているものは当然捨てますが、齧りかけたペレットなども念の為に捨ててください。
さらに今までケージや水槽を置いていた台なども雑巾でふき、アルコールなどで除菌します。部屋の中も換気をして良く掃除をします。エアコンがある場合はフィルターもきれいにしましょう。
じゅうたん敷きなら掃除機をかけ、畳なら固く絞った雑巾で表面をふきます。
ウェットテイル症状の個体のそばにいたすべての個体のチェックをし、少しでも異常がみられたら、みんなと一緒にはせず最初の1頭とも別にして、保温と強制給仕をしておきます。
ウェットテイルのような原因が複数あり死に直結するような病状の場合、できれば他のすべてのハムスターをも検査しておくべきです。
原因にもよりますが、獣医師の診察を終えて治療中・養生の間も、他のハムスターと完全に隔離しておかなければ他のハムスターが2次感染する恐れがあります。
基本的なことですが、下痢をしたメスは繁殖には使えません。腸が弱っているのに交尾・妊娠・出産・子育てをさせるのはただの虐待で、飼い主のエゴです。
産まれてきた子供たちに2次感染、さらに里子として出された先へ感染ルートを広げていくことをお忘れなく。
脱毛の原因は毛じらみ・のみ、ストレス脱毛、加齢による脱毛などがあげられます。
まだ若い月齢のハムスターで、盛んに身体をかきむしるようなら加齢による脱毛はありえませんが、いずれにせよまずは原因をつきとめるために病院で皮膚検査をする必要があります。(加齢の場合の脱毛はしかたないのですが、虫がいるかどうかの検査は必要です。)
緊急処置としてはウェットテイルと同じように個体を隔離して、飼育環境すべてを洗浄、清潔にします。いっしょに飼育しているすべての個体について検査が必要です。
また部屋のじゅうたんなどは薬を使うなどして念入りに掃除する必要があります。念には念をいれてカーテンや家中の部屋も清潔にしましょう。
呼吸困難やけいれんはもはや素人にはどうすることも出来ません。
食事にカビが生えていて中った場合も考えられますので、念の為にすべてのエサ皿を取上げ、巣箱の中やエサの隠し場所から取上げておきます。特にピーナツに生えたカビなどがけいれんの原因かもしれません。また同じ理由において食物の中でも、これらの症状を起こすものがあります。
身体が冷たくなり始めたら手のひらで包み込んで温めます。マッサージするように体をさすり、筋肉の緊張をとります。けいれんがおさまったら様子をみて息苦しそうならプラスティックケースと酸素スプレーで簡易的に酸素室をつくります。ケースの中に時々酸素を入れて酸素濃度を高めながら、できるだけ早く病院へ連れていきましょう。
旋回行動(身体軸が傾き、まっすぐに歩けなくる)または、足が上がってきて正常に座ったり歩いたりできなくなるような場合は骨折の処置と同じく、狭いケースに入れて歩かせないようにしておき、病院へ連れていきましょう。
なおジャンガリアンでクリーミィサファイア等と呼ばれる毛色のものは斜頸が多く発生するようです。
斜頸のハムスター自体は自分が斜頸であることを気にしていませんが、飼い主側で気になるようでしたら、この毛色のジャンガリアンを入手しないことをお勧めします。
≫怪我への対処
はじめに
各ハムスターについて
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