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ウィンターホワイトの毛色の遺伝子の内、サファイア(d) は劣性遺伝、パール(Pe)は優性遺伝です。上の組み合わせの場合、父親がサファイア遺伝子(d) を隠し持っているのでこのペアから生まれてくる子どもとして期待できるのは、野生色(ノーマル)、サファイア、ノーマルパール、サファイアパールの4種類となります。
今回このページで紹介するジャンガリアンの繁殖の一例は、パール(父)×サファイア(母)の組み合わせです。
左側の画像は父(パール)と母(サファイア)のものです。
※ここでパールの遺伝子記号は海外ブリーダーに従い慣例として”Pe”というものを使用していますが、この変異は実際の(マウスなどで確認されている)Pearlと呼ばれる変異は異なっているようですので、あくまでもこのPeは仮記号としてご理解下さい。
このペアから生まれてきた子ども達は左の画像通り野生色(D/d pe/pe)2匹、サファイア(d/d pe/pe)2匹、ノーマルパール(D/d Pe/pe) 1匹でした。
片親がパールである場合、パールの子が出現する可能性は50%あるわけなので、もしこの両親の間に次々と子どもが生まれていけば、その数が増えれば増えるほど、パールの子の出現率は生まれた子どもの総数の半分近くになったことでしょう。
この子ども達はサファイアの母親から生まれているので、ノーマルの子にもパールの子にも劣性遺伝であるサファイアの遺伝子(d) は伝わっています。 対して優性遺伝であるパール遺伝子(Pe)を父親から伝えられたのは、この子達の中ではノーマルパールの子1匹だけということになります。
またこの生まれた仔の毛色から父親のパールがサファイア遺伝子を持っている(サファイアキャリア)であることも分かります。
両親の毛色を遺伝子記号で表せば、母のサファイアがd/d/pe/pe、父のパールがD/d Pe/pe(サファイア遺伝子を隠し持つノーマルパール)ということになります。
遺伝学における比率(可能性)とは、たくさんの子孫を扱えば扱うほど、その結果がより一定の値に近づいていく・・・という意味なので、1回の出産における子どもの毛色の出方(観察値)が予想される期待値とずれていても、問題はないのです。
現に上記のノーマルの子ども(D/d pe/pe)にサファイアパール(d/d/Pe/pe) をかけあわせた時には6匹生まれた子どもの内5匹がパールという結果になりました。
(この時生まれたパールにはノーマルパールD/d Pe/peとサファイアパールd/d Pe/peの両方がいました。下の画像はその時のものです。)
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