繁殖編〜キャンベルとジャンガリアン〜

2.繁殖に適した個体を選ぶ その2

月齢については自分で繁殖したり、人から譲り受けたりしない限りははっきりわからないことが多いでしょう。
ショップで購入した場合は「ショップに入荷したのがいつ頃か」を確認して「+1ヶ月」くらいで換算すると大ざっぱな月齢は分かります。
それすら不明な場合は老齢のハムスターではないという前提で「体重がメスで30g、オスで35gを超えている」ことを目安に生殖能力の有無を推測することができます(デジタルの調理用はかりが便利です)。
ドワーフハムスターでも1年6ヶ月齢まで出産したという例もありますが、メスは生後1年くらいで繁殖はやめてのんびり過ごさせてあげるのが良いでしょう。
オスは生後1年を過ぎても元気な限りは大丈夫ですが、1年6ヶ月齢までには引退させてあげたいものです。
根拠はありませんし、個々のハムスターによって老化の始まり方や進み方は違うので絶対的な目安ではありませんが参考までに。

性別については幼いうち(性成熟前)や、ある程度の数を見ていないうちは分かりにくいようです。
オスは尿道口(生殖器)と肛門の間隔が広く、間に毛がはえています。 また大人ならお腹の中央に臭腺と呼ばれるおへそのようなものが目立ちます。
メスは尿道口と肛門が近く、その間は毛はなく、発情している時なら生殖器が容易にわかります。 注意深くお腹を見るとおっぱいが並んでいるのがわかります。

本当に幼い子では尿道口と肛門の距離が相対的に短く、毛が生えていない場合もあります。
そうすると発育の遅めの子の中にはオスなのかメスなのか、判断しにくい子がいます。そういう時は翌日以降に改めて見ると、たった一日でも急にはっきりすることがあります。

3週齢

オス                 メス
3週齢の尿道口


性成熟後(2ヶ月齢以上)

生成熟後の尿道口
力んでうんちが……(^^;;;)


※ショップで購入したり、他人から譲ってもらう場合、生後1ヶ月前後の場合も多いので成熟前でも見分けがつく方がいいのです。
また、繁殖した子どもたちは生後1ヶ月程度で親と別にしてオスとメスに分ける巣分けをする必要があります。里親探しの時も性別が分からないと交渉が具体化しません。
そのためにも幼い子の性別判定ができないと不便です。

健康状態は全体の様子、毛並み、呼吸、下痢の有無、体重、食欲、歯並び、行動など通常注意する点と同じです。
いくら元気でも体重が30g以下のメスに出産育児は負担が大きいかも知れません(30g以下で妊娠した場合、妊娠中に自分自身も成長します。その分エサはたっぷりと)。
体力のある健康な子かチェックしてペアにしましょう。

復刻版【ドワーフハムスターの毛色と遺伝研究所】の繁殖編です。
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