繁殖編〜キャンベルとジャンガリアン〜

3.お見合・妊娠期間

幼い頃から同居しているペアは別として、別々に飼っている大人のハムスター同士をペアリングするためには多少の知識があると便利です。

  1. 性別をもう1度確認する
  2. 同性同士だと殺し合いになる場合があります(特にジャンガリアン)
  3. 致死的な子供が生まれる組み合わせではないか確認する
  4. ジャンガリアンのインペリアル(スモーク)同士、キャンベルのパイド同士のペアは母親の胎内で死亡したり、生まれてきても生き残ることが不可能な子供が生まれてきます。

  5. いよいよお見合いです。金網越しにメスにオスを近付けてみます。
  6. ◯:オスとメスが匂いをかぎあう。攻撃したり鳴いたりしない。
    ×:メスがオスを攻撃する。「くっくっ」「ぢい」などと鳴く。

    近付けられるオスを嫌がるメス ←ダメな場合の例。
    メスは鳴き声を出し、前足でひっかこうとしたり、噛みつこうとしたり、金網を激しくかじったりする。
    ★危険★


  7. 金網越しにうまくいったら、直接会わせます。
  8. おとなしいメスならオスのケージに入れてみます。
    臆病なメスなら掃除してあるケージに2匹を入れます。
    この時にケージの中の障害物(巣箱、エサ入れ、回し車)などを取り除いておくと交尾しやすくなります。すべらないように牧草などを敷いただけの水槽(プラスチックケース、収納ケース)に2匹を入れるのが短時間で成功しやすいです。
    何もない場所で天井が広く開いているとケンカをとめやすいという長所もあります。
    この時、飼い主は軍手をはめてケンカがおきたときにすぐに引き離せるようにしておきましょう。軍手をしていないといざというときに怖くなって手を出せずにハムスターがケガをしたり、自分自身がかなり痛い思いをします。

    ◯:オスとメスが匂いをかぎあったり、毛づくろいをしたりする。オスがメスを追いかけて背中に乗ろうとする。 キャンベルの場合、メスが積極的にオスに近寄り、おしりを下げて受け入れの体勢をとってじっとすることも多い。 ジャンガリアンは逃げるメスをオスが追いかける。
    ×:オスとメスが立ち上がってこぜりあいをしたり、鳴いたりするだけで進展しない(=発情していない)。 あおむけになって鳴くだけで交尾の体制に入らない。取っ組み合いのケンカになる。 ジャンガリアンの場合、出会った瞬間にメスが飛びかかっていく場合もある。★危険★

    お見合い成功例 ←よい相性の例。
    メスはオスの接近を受け入れている。逃げることはあっても、鳴いたり、取っ組み合いになったりはしない。
    しばらくするとオスは交尾しようとする。


  9. 交尾
  10. 幼い頃から同居していたり、おとなしいハムスター同士で、もともと同居しているペアは知らないうちに交尾していることが多い。
    ◯:オスがメスをしっかりとつかまえて、交尾したまま横倒しになって離れない。その後はしばらく2匹とも放心状態で毛づくろいをするが、交尾はしばらく休む。メスのおしりを見ると白い液体が見える。たまに交尾後に出血の見られることもある(毛ににじむくらいの赤い血)。
    ×:オスがメスの背中に乗るが、しっかりとつかまえられず、すぐにまたオスがメスを追い掛けて何度もくり返している。交尾しているように見えるがこれでは妊娠しないので成功するまで待つ。

    交尾するジャンガリアンハムスター ←成功している例。
    この後、そのまま横に倒れてメスは逃げ出そうともがくが、しばらくはくっついて離れない。それまで仲が良さそうに見えても、交尾後、急にオスを攻撃するメスもいる。


  11. 妊娠期間
  12. 交尾が1回でも成功するとほとんどの場合妊娠します。何度か交尾してもいつも妊娠しない場合はそのハムスターは不妊だと言えます。ジャンガリアンのパール同士をかけあわせた子孫に繁殖能力のない個体を見かけることがあります(因果関係は明瞭ではない)。
    妊娠中はエサは十分に与えますが、ひまわりの種やクッキー系のおやつなど脂肪分は控えた方が無難です(太り過ぎると難産の原因になることもある)。ペレット(人工飼料)を子ハム向けのソフトフード(たんぱく質が多い)に変えたり、とうもろこしの多いハトのエサを混ぜたり、かぼちゃの種を与えたり、にぼしやゆで卵を少し与えたりします。妊娠中は十分なエサと水があれば出産後に比べるとそれほど特別扱いする必要はありません。
    妊娠体型になってきたら思い切ってケージを掃除しておきましょう(心配ならば出産直前はやめて3〜4日前にしておくのもいいでしょう)。出産後はしばらく掃除ができません。巣材はティッシュペーパーなどの紙類や牧草などを用い、綿のようなものは妊娠中に限らず使用しないことを私はお勧めします(お腹につまって病気の原因になると言われます)。もしもケージを出産のために別のケージ(水槽、プラスチックケースなど)に変えるときは慣らすためにも早めに変えておきましょう。
    その他、危険を極力減らしたい場合は回し車をはずしたり(事故が起こる場合がある)、固まる砂の使用をやめたり(トイレで出産する場合がある)、金網ケージでなく水槽やプラスチックケースや収納ケースなどで飼育したり(お腹が大きいままうんていをして落下する)、ペアで仲のいい場合でもオスを別居させたり(仲のいいペア同士でも同居での育児は失敗することもある)、と色々考えることができます。巣箱やエサ入れさえも場合によっては危険とも言えます(巣から落ちた子供が隠れているのに気付かなかったり下敷きになったりする)。普通はエサと水が十分で静かで一定の範囲の室温を保てれば特別な環境を用意しなくても無事に出産を迎えられることが多いのです。

    妊娠から出産まで

    1日目:交尾、妊娠。発情しなくなる。
    10日以降:体重増加。お腹が太くなる。背骨の両脇が盛り上がってくる。おっぱいが目立ってくる。
    13〜14日目:外見から妊娠に気付く頃。出血が見られることがある。
    18〜20日目:出産。直前の体重は個体差はあるが、ジャンガリアンで40〜60g、キャンベルで35〜55g程度になる。

    妊娠中のメス ←出産前日のジャンガリアンのメス
    もともとの体重は35g前後だった。背中と脇腹がふくれている。
    子供の数が1〜3匹程度だとこれほど目立たない場合もある。

復刻版【ドワーフハムスターの毛色と遺伝研究所】の繁殖編です。
文章はすべて琴子さんのオリジナルを使用していますが、元のサイトがAdobe PageMill 3.0J Macで作成された古いものであるため、a hamster website管理者がスタイルシートを用いてテーブルレイアウトを使わないデザインを起こしました。
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