繁殖編〜キャンベルとジャンガリアン〜
2.繁殖に適した個体を選ぶ その1
繁殖を実行するためには、ハムスターの種類、月齢、性別、健康状態を確認する必要があります。
ハムスターの種類を確認するということは、キャンベルとジャンガリアンを見分けることです。中にはハイブリッド(雑種)もいるので鑑別が困難ですが、おおよそどちらに近いのかを知ることは可能です。 ただ、ハイブリッドはそれぞれの純粋な種を絶やす原因になるので繁殖に用いないことを薦めます。 ましてやハイブリッドを生ませることは命の危険を伴う事故につながるので興味本位で試すべきことではありません。
同じノーマルでも比べてみるとこんなに違う
キャンベル ジャンガリアン
キャンベルの方が平均的には大きめですが、それだけでは判断できません。
耳の大きさも個体差があり、耳の大きいジャンガリアンもいます。
行動の特徴
(個体差もあるのですが参考になることも多いので)キャンベル ジャンガリアン
キャンベルは動きがすばしっこく、やや臆病です。手を入れると立ち上がってパンチしたり、ひっくり返ったり、かみついて走って逃げたりします。垂直に飛んだりジャンプが得意な子も多いです。慣れると人の手を見つけるとうっとおしい程にのぼりたがったり持ち前の好奇心で積極的に寄ってきます。
ジャンガリアンは動きを見ると走るよりも歩いていることが多く、子供や慣れない子は人の手から逃げますが、基本的につかまれても無抵抗です。ただし臆病な子はぶらさがるほどに噛むこともあります。動きもゆっくりで人には慣れやすいのですが、仲間同士では驚くほどケンカをすることがあります。