このページではアニファ側と著作権者との間にかわされたメールを通して そもそものこの事件のあらましとその問題点を探ってみようと思う。
アニファ側(ライター本人)から掲載依頼のメール 本文8行(タイトルならびにフッターを除く) 文字数には読点・句読点も含む <発信:2000年 10月 17日 (火) 23:29PM> |
留 意 点 |
第一段落 : 文字数52(2行) 内容: 挨拶文(敬辞部分?) ライターの名字 雑誌名<アニファ> 雑誌の種類:小動物雑誌 |
出版社名は書いていない また雑誌の発行目的・発行月日なども明示されていない |
第2段落 : 文字数67
(3行) 内容: メールの目的(要件) <キャンベルの毛色の特集>で参考資料としての引用をしたので よろしく了解して欲しい |
まず許諾願いとはとうてい思えない書き方である 引用したと過去形での書き方では誰にとっても許可の有無を尋ねているとは思えないだろう なお引用範囲についての言及は一切ない また【転載】についても一言も書かれていない。 実際のアニファ54号の記事では断じて引用ではなく複写、転載であるとしか思えないが、そもそも商業誌への掲載を目的とする場合は(通常許諾料の提示などをして)著作物使用の許可を得なければならない。 端的に表現すればアニファ側は著作権者と著作物使用に関する契約を結ばなければならなかったはずである。 |
<第3段落 : 文字数38
(計3行) 内容: 掲載誌を希望する場合は住所氏名の連絡を請う 文字数18 内容: 〆の挨拶(結辞) |
掲載誌の贈呈(?)は当然のことではないだろうか? 掲載誌を著作者に送ることは謝礼ではないと思えるのだが・・・? |
著作権者(琴子さん)からライターに対する返答 <発信:2000年 10月 19日 (木) 8:37AM> |
留 意 点
<今後私たちが教訓にすべきことなど> |
メールの敬辞 先のメールに対してのとりあえずの謝辞 (本人にとっては単なる社交的儀礼で了承の意を示したつもりはなかったとの事) HPの中に参考になる部分があった事は (HP制作者として)嬉しく思う |
単なるメールの敬辞部分(挨拶文)でしかない この部分を相手が了承と受け取った可能性あり 悪徳商法では、電話で勧誘された消費者側が断るつもりで 「結構です」という言葉を使用するのは、相手(業者)側に 「消費者側が【結構(=よろしきこと)だ】と商品購入の 意志を示した」と商品を送りつけ代金を要求する事態に つながる事がある。したがって確実にトラブルを避けるためには 明瞭な言葉で断るべきである−−とされているのと同じ この部分にアニファ側がつけいる隙を与えてしまったことは 残念ながら否めないかもしれない。 教訓としては、この手の問い合わせメールに対して無味乾燥になろうとも悪意を持った相手につけいる隙を与えかねない(=どうとでも取られてしまうような)文を書かないことであろうか? 単に「メールを拝見しました」くらいにしておくのが 無難であるように思える。 |
メールの主旨部分(本文) (過去形にて通知するのではなく)事前に連絡が欲しかった どこを引用したのか分からず不安 素人の考えであるので雑誌に掲載されることは慎重にしたい 誤解のない形で載ることを願う |
ライター側はこの部分を謙遜しているとだけ受け取った? 手紙文の形式からもこの部分が本文と なるのは常識なのだが、それがまったく(文章のプロである)ライターに通じなかったようだ。 このメールの対するライターからの返信はなく突然刷り上がった掲載誌が送られてきたとの事。 |
メールの結辞 掲載誌の方は送って欲しい (住所&氏名) |
この部分も了承の印ととったのであろうか? 悪意があれば文章はどうとでも解釈出来る・・・ということなのかもしれない。 |
2000年 10月 27日 (金) 掲載誌贈呈として琴子さんのところにアニファ54号が郵送で届く。
アニファ54号発売
※ これはライターからのメールを受信してから9日後の出来事である
※
次のメールの中でライターは「先のメールの時点で使用不可と言われていれば記事は掲載しないつもりだった」と書いているが、アニファとは(通常なら印刷にも時間がかかる)4色印刷でありながらそれほどまでに
お手軽に短期間で作られている雑誌なのだろうか???
アニファ54号のキャンベルハムスターの記事は 琴子さんのHPからの無断利用ではないかという問い合わせに関してライターから届いた返答 <このメールの受信日:2000年11月3日> |
留 意 点
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編集部から連絡を貰ったので説明のメールを書く >>抗議文の一節を引用 引用要旨:HP管理者がとても憤慨されているのに謝罪がないということだが、編集者はどのように考えているのか? HP管理者には雑誌発売の一ヶ月以上前にメールにて参照の許可を受けている。 ライター及び編集部の方に管理人からの苦情は一切届いていない >> 抗議文の一節を引用 引用要旨:無断転載、転用禁止ときちんとHPに掲載されているのに、この様な事をされたライターの方は少し常識を逸しているのでは 先に書いているが、無断転載ではない >>抗議文の一節を引用 引用要旨:何も知らない読者はあの記事を署名ライターが調べたものだと思うだろう。 雑誌には参照URLとして、当該HPのアドレスを掲載している >>抗議文の一節を引用 引用要旨:利用されたHPは資料がまとまっていて使い易いのは理解できるが、それを無断使用するのは苦労して調べ上げた管理人に対してとても失礼 きちんと謝罪すべき 先にも書いたが無断ではない。 HP管理者が「無断で使われた」と言っているのか? >>抗議文の一節を引用 引用要旨:他のHP開設者達もいつか自分の情報を無断で使用されるのではないかと危機感を感じているそうだ 私は無断でHPの情報を使用したことは1度もない そのような噂が流れているのか? 掲示板やMLであれば、直接説明したいから URLかメールアドレスを教えて欲しい よろしくご理解頂けるよう願う |
1ヶ月以上前ではない。9日前である
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インターネットは世界最大の口コミツールである・・・ということで、上記のライターのメール内容を知らされてすぐさま琴子さんに連絡を取る。その後すぐ琴子さんはアニファならびにライターに抗議のメールを送るが入れ違いで下記Wのメールが届いていた。
アニファ側(ライター本人)から問い合わせメール 本文30行(タイトルならびにフッターを除く) <2000年 11月 2日 (木) 23:05PM> |
留 意 点 |
編集部の方にクレームメールが届いたことに関して
確認をとりたい 記事を事前に見せなかったのは申し訳なかった 記事の参照には事前の許可が間違いなくあったことを 確認させて欲しい 先のメールの時点で使用不可と言われていれば記事は掲載しないつもりだった 許可が得られたと思ったので掲載したのである 内容についてお怒りであるというのは本当か (自分の力不足などがあったかもしれないので、 その点については詫びる以外ない) 全国のHP管理者がアニファのライターによる 無断使用に対し怯えていると届いたメールの中で書かれているが、その様な事が話題が出ているのであろうか 自分は今まで一度も無断使用したことはないから、 もし上記の話題が実際に出ているのであれば自ら説明したい |
アニファ54号の記事は『ドワーフハムスターの毛色と遺伝研究所』を【参照】して書かれたものであると言えるであろうか? 明らかに法律で定められた【引用】の条件をまったく満たさない内容で、無許可転載・複製ならびに著作権者の許諾を得ず著作物を(より粗悪な内容に)改ざんしたものであるとしか思えない 上の琴子さんのメールの敬辞部分から無理矢理「許可を受けた」と解釈しようにも、そもそもアニファ側のメールには【転載】について一言も触れられていないことに注目して欲しい (【参考資料としての引用をした】としか書かれていないのだ) よってアニファ側は転載(ならびに著作物の改変)についての《著作権者から著作物使用の許可》を願い出てはおらずしたがってどう解釈しても転載の許可を受けたとは言えない 【参考資料としての引用をした】と通告したメールに対して著作権者から使用不可と返答された場合、アニファ側には本当に代替記事の用意があったのであろうか? 著作権者からの引用の範囲等についての問い合わせメールに対してライターは返信していない 力不足というよりも著作権者とのコミュニケーションを、真摯に 誠意を持ってまともにはかろうとしていないことに問題があろう 『ドワーフハムスターの毛色と遺伝研究所』の内容を商業誌に掲載(それによってアニファとライターは収入を得る)、 すなわち著作物の【収益をあげる財産権】を活用するもので あるから、この場合アニファ側は単に《参考資料としての 引用をしたことへの了解を一方的に求める》のではなく著作権者と(著作権使用料支払いを伴う)契約こそを結ぶべきであったはず BBSの方にさる有名な小動物病院の獣医師のコメントが アニファに勝手に掲載されてしまうとこぼされていたという エピソードが書きこまれていたが、どうやらライター本人には無断使用をしたという自覚がないらしい(^^;) 著作権に対して深い知識を持つことが求められるプロのライターで ありながらよっぽど著作権に対して鈍感なのであろうか??? 自ら弁明されるのであれば、掲示板にてお願いします♪ ※結局アニファライターが掲示板に弁明を書き込むことはなかった。 かわりにThe Battle Watcher ANNEX の2000年11月のTOPICS掲載を知通知する短い書き込み、ならびに事態が沈静化した翌冬にブラウザクラッシャーを仕込んだ嫌がらせの書き込みが2件あり、また驚くべきことに事態が沈下して約3年後の2003年11月に脅迫じみた書き込みが掲示板になされた(もっとも誰の仕業か等は分かっていないので、即物的にアニファライターがやったと断ずるのはNGである)。 |
アニファ編集部に対して件の記事に関する問い合わせをされた方に対しての編集部(メールアドレスは編集長)よりの返信 | 留 意 点 |
このようなメールをいくつかいただいているが、ライターに確認したところ、記載したHP管理者との、確認済みでの入稿だと返事を得た 管理者の方が無断転載、改ざんされたと言われているのを聞いた上で、メールをされているなら、再度確認してみるが 了承して欲しい アニファ編集部 |
以下の内容の、とても丁寧な問い合わせメールに対して送られてきたものが左記のメールである (問い合わせメールの要旨) アニファを読むと共に小動物関係の各WEBサイトを訪問して楽しんでいるが、今回の記事は個人サイトからの流用かつ内容の改ざんとも受け取れる箇所が見受けられ残念に思う。 54号のハムスターについてに記事中、個人WEBサイトをそのまま、あるいは故意にか偶然にか内容を曲げて転載してはいないだろうか? 小さくURLが記載はされているが、一読して首をかしげざるを得なかった。 この様な書き方はHP管理者は了解してはいないのでは? また遺伝について正確かつ明瞭な記事にしないと、ハムスターの飼い主を混乱させるだけではないだろうか。 このサイトはハムスター好きの間では有名であるゆえ同様のメールあるいは投書が他にも届いているのではないだろうか。 このような取材姿勢がアニファの本質ではないと信じたいので、ライターに事の真意をただして欲しいし、HP管理者とアニファの名誉の為にも、次号で何らかの訂正・謝罪記事の掲載を望みたい。 アニファ編集部(このメールアドレスは編集長のもの)は原稿が上がった時点でも、雑誌発売後にいくつかの問い合わせメールが来ても、まだ問題のHP(『ドワーフハムスターの毛色と遺伝研究所』)をチェックしていない事が明かである。 HPと54号の記事を比較すれば、どれほどひどい著作権侵害をアニファが犯している のかが分かるはずなのだが・・・ (いくら何でもプロの編集者が著作権侵害について知らずに本作りをしているとは考えられない ^^;) 商業誌を出版している編集部がこんな態度でいいものなのだろうか??? もしVのメールの様にライターが「HP管理者には雑誌発売の1ヶ月以上前に了承を取った」と編集部に対しても公言していたとしたら、編集部としてはこのような抗議メールが届いた事は 理解不能だっただろうとは思える。実際のところ、ライターは編集部に 対してどう説明していたのだろうか? それとも全く説明していなかったのだろうか? |
HP管理者からの抗議に対する回答という点で読者に対する回答より丁寧でかつ編集長の名前(姓)入りの返答メール |
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メールを読ませていただいた。 記事の作成は著者のH女史(ライター)に任せている。 HP管理者とは十分了解の上で進行するようにと指導している。 H女史(ライター)がどんなやりとりをしたのかは分からないが、HP管理者に不快な思いさせているのは間違いないので、お詫びしたい。 こちら(アニファ編集部の意?)としてはH女史の原稿をさらに監修者の目を通して編集しているので、改ざんされたようになってしまっているのかもしれない。 もっとライターとその辺のやりとりはきちんとしておくべきだった。 今後H女史とこの件に関してどう対処するのか考えていく 結論が出次第連絡する アニファ 編集長名 |
出版社たるもの、やはりライターには著作権気を付けろと指示はしていた・・・ということだろうか。 読者からではなく、HP管理者からの直接な抗議メールということで、少しは事態に気がついたのだろうか? (それでも、外部ライターのしたことだから・・・と書かれているように読めなくもないが) ここの監修者とは、一体誰を指すのだろうか? アニファ全体の監修者として後記に名前を挙げられている獣医師達なのだろうか? (しかし獣医師という仕事を持つ方が、いちいち 全部の記事に目を通すものだろうか?) 監修者の目を通して編集したら改ざんされてしまったかもしれない・・・という事は、この場合の監修者とは(獣医師ではなく)単に担当のアニファの編集者という様に思える? ライターとやりとりをしたのは監修者? それともアニファ編集部の誰か? もしVのメールの様にライターが「HP管理者には雑誌発売の1ヶ月以上前に了承を取った」と編集部に対しても公言していたとしたら、編集部としてはHP管理者からの抗議は寝耳に水であったはずだし、HP管理者以前に読者から抗議メールが届いた事は理解不能だっただろうとは思える。 実際のところ、ライターは編集部に対してどう説明していたのだろうか? それとも全く説明していなかったのだろうか? |
どうやら編集長から「当人が話し合って解決しろ」と言われたらしいライターが琴子さんに「抗議書に対する回答」と称するメールを送信。
しかしそれは、文章こそ丁寧語で書かれているものの、筆者が切れかかっていることが読者からよく分かる、ものの見事な逆切れメールであった。
ライターからのメール <発信:2000年 11月 10日 (金) 4:00AM> |
留 意 点
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挨拶(こんにちは) 友人知人の抗議の件、心遣いを感謝する |
どういう意味だが不明だが、逆切れメールから一転して態度が変わっていることは一目瞭然である 今までは読者ひとりひとりなどみくびっていたのかもしれないが、さすがに何人もの人々から抗議された結果なのであろうか? |
アニファ編集長からのメールその1 <発信:2000年 11月 23日 (木) 14:03> |
留 意 点
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宛先(琴子さん)へ 前回メール以来連絡がないので再度メールを送信する 電話番号を知らせて欲しい きちんと口答で謝罪がしたい メールだと表現次第で誤解が生じる恐れがある 本誌への謝罪文の扱いも決めたい (55号には間に合わなかったので、掲載しなかった) ライターも責任をとってアニファ降板と言っている アニファによる軽率な編集作業で気分を害された償いをしたいので返信して欲しい アニファ 編集長名(姓のみ) |
電話番号を書いていない読者の電話番号を調べることもするのに、なぜ最初の段階でアニファ側(ライター宛)に住所を知らせている琴子さんの電話番号が分からなかったのか論議を呼んだところである。 「きちんと」の部分、何故か「ちきんと」と書かれていた 商業誌編集長なのだから推敲ぐらいはきちんとしていただきたいものである なおこのライターは結局責任をとって仕事を辞めることなく(2003年時点で)アニファ誌で変わらず執筆活動していることが確認されている |
アニファ編集長からのメールその2 <発信:2000年 11月 30日 (木) 12:58> |
留 意 点
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宛名(琴子さん)へ 返事がないので、謝罪文はこちらで考えた 56号(12月26日発 売)に掲載予定 ※以下は謝罪文 アニファ12月号(54号)の65〜67ページのマウストゥマウスの記事中「キャンベルハ ムスターのカラー、プラチナ遺伝子とアンブラス遺伝子」の作成に誤りがありました。 ホームページ(http://homepage1.nifty.com.Kotoko/hamster/index.html)の管理者の琴子さんへの掲載の確認が遅れ、事後報告のとなってしまい、大変御迷惑をおかけしたことを心からお詫びいたします。また、記載された記事の内容が原文との違う表記としてしまったことも、あわせてお詫び申し上げます。今後編集作業には細心の注意を払い、協力させていただく方々に不信感をいだかせるようなことのないよう努めます。 アニファ編集長 署名(姓のみ) |
この当時琴子さんは非常に多忙にてメーラーを開けている暇もなかったので、 このメールに気付いたのはアニファ誌に左記の“謝罪文”が掲載された後かなり経ってからのことであったとの事 |
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