食物を選ぶとき、私達は手にした食物中のビタミンやミネラルなどの微量栄養素についてを思い描きます。
ビタミンやミネラルはそれぞれ性格を持っていて、私達の体内で様々な活動をする手助けをしています。ハムスターについても同じことがいえるでしょう。なぜなら栄養学の研究において、実験動物としてラット・マウス・ハムスターなどの小動物が活躍し、ビタミン・ミネラルの効用を立証してきたからです。
医学と同様、栄養学においても実験動物をつかい様々な研究がなされてきました。
研究文献を調べてみると、本当にたくさんの実験が行われています。
では、ビタミン・ミネラルがハムスターの体にどのように作用するのでしょうか。
【主な働き・効能】
目の健康、皮膚・毛・爪を丈夫にする、免疫力向上、網膜抵抗力をつけます。
欠乏すると、成長阻害や不妊になります。
過剰に摂取すると、発疹、下痢、嘔吐がおこります。これはレチノールを過剰摂取した場合であり、ベータカロチンとして摂取していれば起こることはほとんどありません。
【代表的な食物】
鶏レバー、牛乳、ニンジン、スイカ、トマト、パセリ、かぼちゃ、ブロッコリ
【主な働き・効能】
代謝、精神安定、疲労蓄積を防ぎます。欠乏すると眼球障害、ストレスからくる異常行動などを起こしやすくなります。
過剰摂取障害はありません。
【代表的な食物】
のり、ごま、玄米、ほうれん草、豚肉
【主な働き・効能】
成長促進、爪や毛、皮膚の健康を保つ、代謝に関わります。粘膜を強くします。欠乏すると白内障や鼻腔がただれやすくなったり、成長不良になります。
過剰障害はありません。
【代表的な食物】
アーモンド、卵、レバー、豚肉、いわし、牛乳
【主な働き・効能】
皮膚のトラブルを予防、神経の働きを安定させる、蛋白質や脂質の代謝。欠乏すると動脈効果や皮膚炎(脂漏性湿疹など)、代謝異常が起こります。
過剰障害はありません。
【代表的な食物】
鶏肉、まぐろ、さけ、たい
【主な働き・効能】
造血。貧血を予防する。脳や神経の健康を助ける。抹消神経障害の回復など。不足すると悪性貧血や不眠症、腰痛障害、心筋梗塞、動脈効果、しびれなどが起こります。過剰障害はありません。
【代表的な食物】
まぐろ、レバー、干し海苔
【主な働き・効能】
あらゆる代謝に関係してきます。欠乏すると代謝不良、消化不良からなる下痢など。過剰障害はありません。
【代表的な食物】
鶏肉、かつお、鰹節、まぐろ
【主な働き・効能】
糖質や脂肪が分解してエネルギーに変わるのを助けます。ビタミンCを助けて皮膚の回復に役立ちます。過剰障害はありません。
【代表的な食物】
レバー、さつまいも、大豆、卵
≫続く
はじめに
各ハムスターについて
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