ハムスターの中で一番ペット歴が長いシリアンハムスターには多くの突然変異遺伝子が見つかっています。
欧米ではハムスターショウが開催されているため、スタンダードの毛色はコンビネーションカラーの組み合わせに至っても厳密に決められています。
コンビネーションの組み合わせも突然変異遺伝子の数から考えれば相当な数の組み合わせが考えられますが、スタンダード・ノンスタンダードがはっきりしている欧米ではあまりにもスタンダードからはずれる子どもが生まれる(可能性のある)組み合わせでは繁殖を行うことはないようです。少なくともブリーダーの繁殖は綿密な遺伝の計算に基づいて行われており、独自の血統書を発行するハムステリーも珍しくはありません。
しかしながら我が国内の場合、まだまだ遺伝の計算を行った上での繁殖はほとんど行われていない、むしろ行き当たりばったり手当たり次第の組み合わせで繁殖されている、と言ってもいいものです。
その結果、日本には、欧米のブリーダーが思いもしない‘特異的な’コンビネーションカラーが数多く存在し、海外サイトで記述されているスタンダードに合致しない個体も稀ではありません。
もっともそれだけ多くの(結果的に)実験的な組み合わせでの繁殖がなされているということは、その中に質の高い個体が生み出されている可能性も高いということになるでしょう。
海外のブリーダーをも唸らせるほど質の高い個体を見つけ、生み出し、海外に紹介できる我が国のシリアンハムスターのブリーダーが登場される事を願います。
このページでは欧米のブリーダーが開いているWEBサイト内のページからシリアンハムスターの遺伝情報を抜き出して表にしてみました。
参考にさせていただいたのはThe Complete Hamster Site(これはPet Web Siteのハムスターセクションになりましたが後に大幅な内容の縮小があり残念ながら今は昔ほどのハムスターに関する情報はないようです)、The Hamster Society(The British Hamster Association)(以上イギリス)The River Road Hamstery(アメリカ) の各サイトです。
ここに列記した毛色、柄模様、毛質の全てが日本に流入している訳ではありませんが、いつか我が国に輸入される事もあるだろうと今現在未輸入だと思われるものについてもそのまま表示しています。
ただし上記の海外サイト内ではスタンダードの毛色とそれ以外を分けて表示していますが、ここでは敢えて分けずに並べています。
はじめに
各ハムスターについて
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