野菜が傷み易い時期、特に夏場などはペレットや低温ドライの乾燥野菜を中心にしていきましょう。
野菜を減らすと栄養が片寄るので、ペレットを栄養価の高いものに変えるなどの配慮が必要です。それが面倒ならば野菜を出しておく時間を短くするなど工夫をしてみましょう。
食事を与える時間はアバウトでもいいので決めます。
ハムスターは夜行性であるので、食事はみなさんの夕食が終わってから夜寝る前までの間、遅い時間で十分間に合います。
早い時間に食事のリズムをつくってしまうと、起きて食べて、また数時間寝てしまうというパターンになります。これは肥満につながりやすいようです。
食欲が旺盛の起きてすぐの時間帯に野菜を中心とした食事を与えると、個体差はありますが大概太り難いようです。起きたら食べ、少しくつろいで活動する、または活動しながら食べている、という方が美しい肉付きになりやすいです。
私たちが起きる時間、つまりハムスターにとっての就寝前には、野菜の皿を片付けてペレットを与えましょう。
ペレットは野菜や果物と違って日中腐敗する心配はありません。また給水器があれば水分の補給は十分です。毎日給水器の水を取り替え清潔にしましょう。
ドライタイプの野菜チップなども腐敗の心配がないので利用できます。
おやつについては、積極的に与えなくてもよいと思われます。
(特に市販の甘い物については“歯が命”の齧歯類に虫歯を作る原因になりかねないので注意が必要です。エキゾチックペット専門の獣医師にお聞きしたところハムスターの死因に虫歯というケースもかなりあるそうです。)
離乳したての頃に手になれさせる(手に連れていかれるとおいしいものがもらえる)のを憶えさせるためだとか、産後の母親の栄養補給あたりに、かぼちゃの種などを半分に割って中身の安全を確かめてから適量与えたりする程度で十分でしょう。
おやつというのは主食以外の食べ物であるわけですので、頻度と適量を守るのを心がけましょう。どうしても毎日与えたいのであれば、その分の栄養価をルーティンの食事から差し引かなければなりません。
ハムスターフードはペレットに限ってもロングセラーの商品(ただしニッパイのペレットは箱は同じでもある時中の栄養価がまったく異なってしまったということがありましたが)、比較的新しい物、輸入物など様々な種類があります。
各々の商品にはそれぞれ特徴がありますから、よく調べて自分のハムスターに最適だと思われる物を与えるようにしましょう。
≫食事の量について
はじめに
各ハムスターについて
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