繁殖編〜キャンベルとジャンガリアン〜

出産・育児のトラブル

どんなにハムスターの飼育や繁殖に経験のある人でも(むしろ経験が多いほど何度も出会ってしまう)、出産・育児でのトラブルは避けられません。
うるさい環境に置いたり、子供を触ったり、エサや水が不足していたり、オスと同居していたり、安易にハイブリッド(ジャンガリアン、キャンベル、ロボロフスキーの雑種)を生ませたりしていないのなら、飼い主の責任とは簡単に言えません。
こうした不幸に出会ってショックを受けている飼い主を見かけたら、決して珍しいことではないこと、次の出産では無事に育つことも多いこと、ハムスター自身が決めたことで人間はどうすることもできないことなどを理解した上で言葉をかけて下さい。

●難産(明らかに妊娠しているのに出産予定日を過ぎても生まれない)

すぐに小動物の診られる獣医さんに連れていって下さい。

●子供が巣箱から落ちていて母親が放置している。
  近くを通っても連れ戻そうとしない

エサ入れに音をたてるように好物のエサを入れ、母親が巣箱から出てくるようにします。目が開く前に素手で触ってはいけないので、母親がエサを食べている間に木のスプーンやティッシュを巻いたスプーンなどで子供を巣箱に入れます。
母親が巣箱にいるときに子供を入れるとまれに攻撃する場合があります。子ハムの様子を見るときも母親が巣箱にいないときにしましょう。

●母親が急死してしまった

下の「養母を探す」「人工保育する」を参照して下さい。
父親が同居している場合は人間や養母に託す以上、子供たちとは一緒にできません。
もしも既に目が開いているのであれば普通のエサ(できればペットミルクも)と飲みやすい位置に給水器を取り付け、室温に気をつければ養母も人工保育も必要ありません。

●子供がどんどん減ったり(食べられたり)死んだりする

生まれた直後にすべて食べられてしまう場合は母親が何らかの危険(初産、母体の健康、エサ、環境など)を感じているのかも知れません。
毎日減っていって1週間以内に全滅する場合は育児が下手なメスで保温や授乳が不十分で子供が死亡してしまったのかも知れません。
半分食べられても残りは無事に育つ場合は母親の体力と子ハムの数を合わせたのか、一部の子ハムが何らかの原因で死亡したのかも知れません。
順調に育っていたのに離乳する頃に1匹が食べられてしまう場合は成長不良の子や突然死した子の可能性があります。死亡した子供は子供と認識されないようで母親や子供に食べられてしまったり、巣箱の外に捨てられたりします。

対処法は母親に任せるか、養母を探すか、人工保育するかになります。
母親に任せるのは一番自然で、もし悪い結果に終わったとしても飼い主のあなたは責められる必要はありません。
次回はうまくいく場合も多いので、母ハムスターが無事に生き残ったことを大切にしましょう。

養母を探す場合、ほぼ同時期に出産した(子供が同じくらいの大きさの)他のメスに子供を預けることになります。
相手のメスの子供の数と預ける数を足して10匹以下がひとつの目安だと思います。養母の匂い(おしっこなど)をつけて巣箱に入れると言いますが、実際は何もしなくても託児できる場合と、どうやっても受け入れてもらえない場合があります。
子供を木のスプーンなどですくって養母が巣箱にいない時にそっと中に入れてしまいます。失敗すると食べられてしまうか捨てられてしまいます。成功すると自分の子供と同様に育ててもらえます。

人工保育は小動物用ペットミルクか犬・猫用の粉ミルクを熱湯で溶いたもの(どうしても手に入らない場合は牛乳を薄めたもの。どうしても緊急の時に)をぬるい程度にさまして数時間置きに与えます。
子ハムの保温や継続した授乳など一日中見ていられる人以外にはできません。生後1週間以内の育児放棄された子を育てるのは殆ど不可能だと思います。生後10日を過ぎて母親が急死した場合などは育つ可能性が高いでしょう。自力でエサを食べられるかどうかが人工保育の成否の目安かもしれません。
手乗りにしたいからと言って目の開かないうちに母親と離す必要はまったくありません。離乳してからゆっくり慣らせば十分です。

●極端に成長の遅い子がいる場合

目が開くまではその子に特別栄養を与えることはできないので母親へのエサを多くします。
巣箱から出てくるようになったら食べやすく栄養価の高いペットミルクなどを小皿に入れて与えます。
寒い時期でなければ巣分けをしたら1匹飼いにしてストレスを減らしエサを十分にとれるようにすると普通に成長すると思います。なかには途中で死亡したり、大きくなれず繁殖能力がないまま大人になる場合もあります。

繁殖のための餌の一例

普段、私が使っているのは「一般飼育用のペレット」と「一般飼育用の雑穀類」を混ぜたものです。これが主食でときどき野菜やおやつ(かぼちゃの種、にぼし、ヨーグルト、粟の穂、かじりん棒など)を与えています。
繁殖の時には交尾を確認してから「妊娠育児中のメスと子ハム向け」のペレットと「一般飼育用のペレット」と「一般飼育用の雑穀類」を混ぜたものを与え、出産後はその量を増やし、必要に応じてミルク類を与えています。野菜やおやつも一般飼育のときと同じです。
それらを選んだ理由はペレットなら栄養成分が明示してあり、ハムスターに相応しい内容になっていること、雑穀類は種類が豊富であること、ミルクは嗜好品ではなく小動物用のミルクや離乳食として使えることです。

復刻版【ドワーフハムスターの毛色と遺伝研究所】の繁殖編です。
文章はすべて琴子さんのオリジナルを使用していますが、元のサイトがAdobe PageMill 3.0J Macで作成された古いものであるため、a hamster website管理者がスタイルシートを用いてテーブルレイアウトを使わないデザインを起こしました。
※このページ下に掲載した「繁殖のための餌の一例」はオリジナルでは別ページになっていましたが、現在販売されている餌と当時の物では異なっている部分もある為、そのエッセンス部分のみ抜き出してこのページに掲載しております。
その結果オリジナルサイトデザインとこのページのデザインは異なったものになっております。
つまりデザインの悪さはすべて管理者に起因するものです。つきましてはくれぐれも琴子さんの力量を疑うことなどないようにご留意ください。
また管理者の力不足ゆえ、文章の修飾部分がオリジナルに比べてシンプルになっている部分があります。平にご容赦ください。
重ねて申し上げますが、本文中の文章はすべてオリジナルのまま、つまり当然著作権は琴子さんが保有されています。
オリジナルサイトの著作権表示は【(C)1998-2000 Kotoko 無断転載・転用禁止】となっていましたが、そのまま復刻版でも著作権は琴子さんにあるということです。

       

        

いいかげんなサイトマップ
a hamster website
まったくやる気なしに見えるネーミングですね。
そんなサイトの内容は以下の通り。
ドワーフハムスターの
毛色と遺伝研究所

初めてハムスターを繁殖させる人向け。
繁殖之道
〜Hamster Breeding Guide

割と辛口な繁殖・飼育&遺伝関連の手引き。
Annex
もはやハムスターの飼育書では…。
Pass It On
長毛キャンベリーハムスター飼育ガイドライン。
その他
こんなところまで読む必要なし。

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